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放射線についてもっと知ろう

大地に含まれている放射能

地球ができたのは、45億年以上前のことと考えられています。そのとき宇宙にあったたくさんの種類の放射性物質が、地球に含まれることになりました。しかしその後、多くのものが長年のうちに放射線を出さない別の物質に変化するなどしてなくなってしまい、極めて長い半減期のものだけが、現在でもひきつづき存在しています。
それが、半減期12億6000万年のカリウム40、45億年のウラン238、140億年のトリウム232などです。これらが大地に含まれていて、そこから私たちはいつも放射線を受けています。
さまざまな岩石に含まれる放射性物質の量を測定した結果をみると、岩石の種類によって大きく異なっています。カリウム40は、花崗岩1キログラム当たり1000ベクレル含まれているのに対し、石灰岩では90ベクレルほどです。ウラン238も、花崗岩に60ベクレル、石灰岩に30ベクレルほど含まれています。トリウム232は、花崗岩の80ベクレルに対し、石灰岩では7ベクレルです。
そのため、花崗岩でできた敷石の上では、放射線の量が高く、石灰岩でできた鍾乳洞の中で、放射線の量が低くなっています。
1940年以降、大地には人工放射能も含まれるようになりました。大気圏内でおこなわれた核実験により地球上に降下したストロンチウム90やセシウム137などです。
2008年に、各県から採取した表層5センチまでの土壌に含まれているストロンチウム90は、乾いた土1キログラム当たり平均2ベクレル、セシウム137は24ベクレルくらいありました。これらは農作物などに吸収され、人体に移行します。

日本原子力文化振興財団発行「エッ!こんなところに放射線」より